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世の中言語で溢れてる! 英語だけできれば国際人? もっと多くの言語を学ぼうよ! 英語ひとつしゃべれない野郎の、無謀で野望なブログ

2008-03-17 Mon 00:40
6円の重さ


 最近部屋のお片づけに余念がない。基本、モノが捨てられない人なのですが、もう限界を感じておりました、モノに埋もれての生活……。とにかく、捨てます(笑)。

 ということで、本やゲームソフト、ビデオテープに、なぜか4台も5台もあるビデオデッキ類。着なくなった衣類など片っ端から処分。もう出てくるは出てくるは(笑)。よくまあこんだけ仕舞い込んでたこと。

 ただ、捨てるだけじゃもったいない。世はリサイクルの時代。誰かに使ってもらえるものなら……いや、ちょっとでもお金になるものなら(笑)、売っちゃいましょうということで、この間はブックオフ初体験。

 で、今度はとある古着屋さんを訪ねてみることに。なんかボロボロになった服でも引き取ってくれるとか。海外に持って行ったり別の使い道があったりだとか。店員さんの対応もよかったので、次回こちらのお世話になろうかなっと。

 ところが、数日後に行ってみると対応したのは別の店員さん。笑顔の欠片もなく、事務的で早口な説明にまず辟易。待つこと2,3分で、引き取りを断られたタオル類と、レシートとともに、突っ返された感じの5円玉と1円玉。しめて6円なり。

 実際持っていったのはかなりボロになった代物ばかり。そのまま店頭に並べられないものはキロ1円との説明はされたが、なんとなく釈然としない気分。

 古本にしたって古着にしたって、やっぱりそれなりに愛着があったりする。何年か履き続けたジーンズやTシャツには、思い出があったりもする……かも知れない(笑)。それをただ事務的に6円手のひらに乗せられたときの軽さはいったいなんなのだろう。

 やれリサイクルだ環境のためだと、文言はカッコいいが、それを使ってた客の気持ちに立てない店の側の姿勢ってなんなのだろう。「もったいない」という言葉がもてはやされてるけど、何時の頃からか根付いてしまった「使い捨て」って精神は脈々と生き続けているような気がする。商品価値のなくなったものはゴミ。そんなモン持ってきて偉そうにお客様面すんなっ! ってところか。

 使えなくなった衣類は、確かにボロギレ。キロ1円の価値しかないんなら、しょうがない。でもそこにはそれを使っていた人の気持ちの重さがあることを忘れて欲しくない、気がする。




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